日本の救急車も有料化へ!気になるメリットとデメリット!
海外などでは有料なところが多い
有料化に関してはすでに海外などでは実施されている国が多いようです。調べたところによると以下のような料金になっていました。
- アメリカ・ニューヨーク 約3万円
- オーストラリア・シドニー 約1万1000円
- フランス・パリ 約2万3000円
また、搬送する距離によっても料金が変わる国もあるなど、救急車が有料なの国は多いようです。
では、これら有料化になることによって発生するメリット・デメリットとはなんなのでしょうか?
メリット
まずは有料化になった場合のメリットを考えてみましょう。
有料化になると今までのように無料で利用できなくなるので、本当に重篤な患者のみに使用できるようになります。
飲み会などで具合が悪くなったからとりあえず救急車を呼ぶなど、救急車の出動件数が増え、結果的に本当に必要な患者への手配が遅れるなどして、命を落とすケースもあるといいます。
これにより、病院までの搬送で命を落とすケースが少なくなり、結果的に助かる命が増える可能性が大きくなります。
その他にも、有料化にすることによって、毎年2兆円もの予算を投じている消防関係の改善を計ることができるようになります。
デメリット
メリットのことは話しましたが、有料化になる場合に気になるのはデメリットですよね。
先ほどのメリットの部分で話した。「重篤な患者」のみが利用できるようになると書きましたが、有料化によって重篤な病状でも、救急車の要請を躊躇う場合が出てくることです。
これが増える場合はやはり無料のほうがいいのではないのか?との言うことになり元の木阿弥になってしまいます。
他にも、有料化になることによって「金を払ったのだから」と今までよりもっとひどい”客”が増えることになります。
メリットの部分でもありましたが、若者が若気の至りで「一気飲み」などで救急車を呼んだ際に「金を払っているのだから急げ!」「まだ到着しないのか!どうなってるんだ!」など
無料である現状でさえ、問題が頻発しているので、有料化が採用されるとそれに拍車がかかってしまうのでは?と関係者は難色を示しているようです。
まだ提案の段階
しかし、有料化自体はまだ提案の段階。これにより発生するメリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
しかも、今回の提案では軽症者を対象にしているので、病状に関わらず有料化になるのはまだ先の話のようですね。
しかし、医療問題は私達の生活に密接に関係しているので、これからの展開が気になります。