面白い本や小説を読んでも1%しか役に立たない3つの理由とは?

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世界に無数に存在する「本」。感性を豊かにしてくれたり、感動する物語など様々な本がありますが、そんな本を読んでも人生で1%しか役にたちません。その理由とは一体なんなのでしょうか?

理由1:運次第

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タイトルがいきなり偉そうですが、結果だけ先に言いますと、これは私がこれまで読んできたあらゆる本を思い出してふと振り返った時にこのタイトルが浮かんだからです。

世の中には実に様々な本がありますが、全てを総括して考えてもやっぱりタイトルの考えに落ち着くんですよね。

それは何故かと言うと、まず一つに「巡りあわせ」がありますね。

人間の人生は有限でそれまで読んだ書物の知識を生かせる瞬間がほとんど訪れないことが多いからです。

まぁ、別に知識を活かすためだけに本を読んでいるわけではないので、そのような機会がなくてもたくさん本を読むのですが、やはりインプットした知識はアウトプットしないと意味が無いと私は考えているからです。

哲学書を読んでも、心理学書を読んでも、そういう職業の方なら活かせる機会は多いのでしょうが、そういう方は極少数でしょうし、全く関係ない職業に就いている方にはひょっとしたら人生で一度も使う経験がないのかもしれません。

まぁ、これは運次第ですし、必ず活かさなければならないわけじゃないので(笑)

理由2:ジャケ買い

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これはかなり偏見も入っているのですが、「○○という番組で紹介されたから」「好きな芸能人が読んだと言っていたから」などいわゆる”ジャケ買い”によって購入した本なども数に入るからですね。

ここでいう”ジャケ買い”CDなどで言う「ジャケットを見て気に入ったから買った」という意味とは少し違い、知人他人有名人などが半分宣伝目的で言っている、いわゆる”ステマ”で本を読んだりする場合のことを言います。

そこには、その本を読むということ自体より、「他人との価値の共有」ということに重点が置かれているからです。

もちろん、”ジャケ買い”した本が大当たりしたこともあるでしょうし、ステマとわかっていても「収集癖」とでも言いますか、こだわりの強い方ほど好きなものを集めたがる傾向が強い気がします。

これらにより、「本を読む」ということより「本を購入する」ということに重きが置かれ、内容を100%把握する必要性が低くなることから、知識として吸収する目的から外れやすくなるからですね。

もちろん、その本が好きだから買うからという方もいますし、自分で100%いいものを買えるという方はほとんどいません。

私自身も、様々な評判を耳にして「この本面白そう」と思って購入するからですね。

ですが、前述のとおり100%明確に「この本は必ず役に立つ!」と思って買った本なんてほとんどないですし、読んでから「この本買ってよかった」と思うからです。

これは当たり前と言えば当たり前なのですが、読む前からの意識と言いますか、心構え的な問題ですね。

それにそういう本は何度も読み返すことも少ないですから、全ての内容を把握する可能性も低くなりますしね。

理由3:応用力

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最後に3つ目の理由として、応用力が関係あると思います。

これはアウトプットする際に相手にその知識を噛み砕いて話さなければ伝わらないからですね。

よく「小学生にもわかるように」という言い方をしますが、どんな相手にも理解できるように伝えるためには小さな子供でもわかる単語表現で説明しないと相手に言いたいことが伝わらないからです。

理由1で述べた「巡りあわせ」でもしインプットした知識をアウトプットする機会に恵まれても、それを噛み砕いて説明できる「応用力」がない場合にはせっかくの1%を活かす機会すら失うことになります。

これは仕事などにも密接に関係していますね。

上司or部下に説明するのはもちろん他社へのプレゼン訪問販売などでもそうですし、学生でも自分の意志先生に伝える場合にはこの応用力が必要になるからです。

では、一体その応用力を身につけるにはどうすればいいのか?これはこの記事を読んだ方はもう見当は付いていると思うのですが、答えは「たくさん本を読む」です。

もし1%という単位を1単語というものに置き換えた場合を考えて見てください。

100冊読んだ人と1000冊読んだ人では900単語分の語彙の差が生まれているわけです。

これにより1000冊読んだ人は100冊読んだ人より、応用力が備わり、様々な場面でその知識をアウトプットできるわけです。

単純な理由ですが、これをするかしないかではそれ以後の人生にも深く関わりますし、既に実行している方が周りにいると思います。

自分より仕事をできる方や説明が上手い人がいれば、おそらくあなたより語彙が多く、子供に説明しても理解できる説明の仕方をしているはずです。

総括

以上の3つの理由から「本を読んでも活かせるのは1%」という結論に至りました。

あなたもこれまで読んだ本について振り返ってみてください。2%以上活かせた経験がありましたか?

恐らく私が言っていることがおおよその人に当てはまるはずです。

「そんなことないよ!」と思う方もいると思いますので、誤解のないように言っておきますが「今まで読破した本の中の1%」と言う意味です。

つまり100冊1000冊と読めばそれだけの知識があなたの中に蓄積されますので、活かせる機会が増えることは間違いないでしょう。

それにより円滑な人間関係を築けるでしょうし、ひょっとしたら仕事で成功するキッカケになるかもしれません。

ですので、様々な本を読むことを否定しているわけではありませんし、むしろ肯定しています。

私もこれからたくさんの本を読みますし、それを活かせるよう努力していくつもりですが、タイトルのように1%しか活用できないでしょう。

ですが、蓄積した知識はいずれ必ず役に立ちますし、本を全く読まない場合は0ですから、プラスになることは何もないですし、下手すればマイナスになります。

この記事を読んで、本を読む際の意識を少しでも変えて読めば、あなたの人生が少し良い方に変わるかもしれません。

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